第1回 建築ドローン安全教育講習会のご報告と今後の活動

 9月14日に日本建築ドローン協会(以下JADA)主催で「第1回 建築ドローン安全教育講習会」を開催いたしました。講習会は、講義(240分)と考査からなり、今回は最終的に考査を合格した77名が「建築ドローン安全教育講習修了証」を受け取りました。
 なお、定員を拡大しての実施でしたが、それでも早々に定員がオーバーする事態となったことから、JADAでは、年度内に東京および大阪にて追加の「建築ドローン安全教育講習会」を開催することを決定いたしました。今後の講習会の日程についてはHP等で改めて情報を提供させて頂きます。

 本講習会は、建築分野におけるドローン利用(建築ドローン)の大前提となる安全をテーマとした本邦初の講習会であり、直接ドローンの飛行に携わる者のみならず、建築分野のドローン利用に関わる全ての事業者が共通して知っておくべき基礎知識を提供するものです。
講習会の内容は「建築物へのドローン活用のための安全マニュアル」および動画教材「建築物におけるドローンの安全活用の手順」としてまとめられました。講習会では、ドローンの基礎から応用までの幅広い内容について網羅的に説明されるとともに、建築分野における調査・診断などの基礎事項について概説されました。受講者には当該マニュアルが配布されるとともに、考査合格者には、2年間を期限とする「建築ドローン安全教育講習修了証」とJADAステッカーが授与されました。

 また、本会では次なる活動方針の一環として、これらを基礎とした建築分野におけるドローン活用モデルケースの提示に向けた技術の現状を同マニュアルに記載することを目標とし、新たに専門WGを設置して情報収集を行い始めました。
 今後、激動するドローン業界の状況も迅速にとらえながら、安全教育講習会を本協会の核となる活動のひとつとして、継続して実施し、幅広く安全確保の重要性について啓蒙してゆく所存です。

今後とも本協会をどうぞよろしくお願いいたします。

(一社)日本建築ドローン協会



建築ドローン安全教育講習会の様子

(左)「建築物へのドローン活用のための安全マニュアル」と講習修了証・講習修了者シール

(右)「建築物へのドローン活用のための安全マニュアル」の章構成(全185頁)