JADA「建築ドローン技術評価」取得技術(JADA-技術評価 2021-T001)の紹介

 建築分野におけるドローン及び関連技術の普及を促進することを目的とし、
申請された技術に対して技術評価と技術評価書の発行の業務を行う「建築ドローン技術評価事業」を創設致しました。

 この度、『2点係留装置「西武建設式ラインドローンシステム」による外壁点検安全運用技術』の申請があり、
技術評価委員会を設置し審査した結果、JADA「建築ドローン技術評価書」として交付することになりました。

<概要>
・申込者 :西武建設株式会社
・技術名称:2点係留装置「西武建設式ラインドローンシステム」による外壁点検安全運用技術
・技術の概要:
 人口集中地区のビル等建物においてドローンを使用し点検等を実施する場合、通信障害等によりドローンが操縦不能に陥り、人等に接触する被害が懸念される。この問題に対して既存技術(1 点係留装置)はあるが、既存技術では飛行範囲(カラーコーン設置範囲)が係留装置の半径内となり、墜落による被害が一定程度見込まれる。
 一方、本技術で採用している2点係留装置は、屋上と地上の2箇所をラインで固定し、そのライン間を係留したドローンが飛行する。上下の2箇所を固定することで、墜落するとしても墜落箇所を離着陸箇所に誘導できることから、フェールセーフとなり1点係留装置に比べてリスクが軽減される。

 資料1 技術名称:2点係留装置「西武建設式ラインドローンシステム」による外壁点検安全運用技術

  

JADA「建築ドローン技術評価書」授与式写真
    (左は申請者:西武建設様、右はJADA本橋会長)